はじめまして!金沢ギルドでディーラーをしているザキです。
今春に卒業を迎えるので、最後に金沢ギルドとJOPTの思い出を綴ろうとブログを書かせていただきます。
2022年1月7日から1月10日までJOPT GF、東京の竹芝ポートホールで開催されたJAPAN OPEN POKER TOUR 21:GRAND FINALにディーラー研修でもなく、1プレーヤーとして参加してきました。
JOPTにプレイヤー参加するのは二度目で前回はNLH Main Eventで39位に終わってしまいました。前回よりも良い結果を残すべく今回は3権利持ちで臨みました!
1月6日に夜行バスで金沢を出発し、7日の朝東京に到着。
朝から新橋ハサウェイ、ROOTS、GGPLとアミューズメントを梯子して、
夜からはJOPT前夜祭のNLH GG150 Bountyのトーナメントに少し遅れて参加。
Buy in(参加料)が¥15000と学生の自分にはなかなかキツくてプレッシャーを感じていた中、
偶然にも金沢ギルド常連のイシさんの隣の席に案内されました。アウェイ感が薄れ、ポーカートーナメントを楽しもう!と着席したのです...
ファーストハンドを記念に参加するとボトムヒットフラドロで三人降ろしてポットを獲得!
幸先の良いスタートを切り、次にきたハンドはQQ!!
オープンに対して3betを打つと、後ろから一人がコールし、オリジナルから4betが返ってきて。それを自分はコール。そして後ろもコール止め。
Flop 5d Qh Td
オリジナルからAll in
もちろんQのセットが刺さったため自分はコール
後ろの人はFoldしShowされたハンドはAA(大体予想はついてましたけど)
ハイ!ありがとうございまーす♡幸先良すぎじゃね!
と思った瞬間にTurnでAがペロッと落ちてきました
「イシさーん!!俺2ハンドで飛ぶんですか(涙目)」
案の定Riverも8cとQが落ちることはなく
まさかJOPTで人生最速の2ハンドで飛ぶことになるとは思いもしませんでした。
次の日8日はNLH Main Eventに参加。参加人数は1000人を越えた、JOPT過去最大数のトーナメントになりました。
一時はQQのセットを引いて8万点まで増やしたが、前回に獲得スプリンター賞に目が眩んで
99でKKに突っ込み、2万点まで減らしてしまい、そこから順当に負け続けDAY1敗退。
トーナメントは悔しい結果となったけど、金沢ギルドのお客さんやコンパニオン・ちゃまさんと写真を撮ったり、夜から初めてのTeam戦に参加したり、同卓した人達にツイッターをフォローしてもらったりとJOPTでの楽しい思い出は沢山作れました。
そう...この日まで僕はJOPTのお客さんとして楽しんでいたに過ぎなかったのです。
翌9日と10日も東京のアミューズメントを歩き回っていました。
東京最終日10日の池袋ギルドのトーナメントに参加していた時、お店のモニターにJOPTのファイナルテーブルLIVE配信が放映されていました。
フューチャーテーブルでディーラーを任されていた金沢ギルドの先輩ひろのさんを見て、ふと思いました。
「なぜ俺はあそこにいないのか」
「めちゃんこカッコ良いいいい」
東京遠征の間、金沢ギルドに残って働いてくれている仲間達の分も勝手に背負って、3権利も持って戦いに来たのにDAY1で飛んでしまった。誰にも言っていなかったけれど、本当はトロフィーを金沢ギルドに飾ろうという心意気で東京に来たのに。
そんな悔しさと罪悪感を楽しさで忘れ去ろうとしていた自分に頑張っているひろのさんを見て決意しました。
3台のカメラと多くのギャラリーに囲まれていたひろのさん
・次こそはメインイベントのファイナルテーブルまで残って金沢ギルドのアピールをしよう!
・もし、サテライトを通過できなかったら、ひろのさんみたいに重要なテーブルでディーラーとして活躍しよう!
今回の東京遠征で色んなアミューズメントカジノに行って来ました。
他県(都心)のプレイヤーさんからよく言われます。金沢ギルドはいつも賑やかで温かい、笑い声が絶えないとお褒めの言葉をいただいている意味が実感できました。
東京は人口も多く、毎日色んな人が入れ替わる。そんな中で、急に一人で来た自分に「本日はどこから来られたのですか」と声をかけてくれるディーラーもお客さんも少なく、自分から話かけていく機会の方が圧倒的に多かった。
僕たちは「お客さんにポーカーを楽しんでいただいて、店内を笑顔で過ごしてもらうことが仕事」ディーリングが出来て当たり前でディーラーしか出来ないスタッフは不要と教わりました。
最初はハードルが高かったですが、そんな金沢ギルドで働けて自分は幸せでした。
そういった接客から、お客さんから友達になって仲間になって、こんなに多くの人と繋がりを持てたことは僕にとって大きな財産となりました。
振り返ると2年前に大学院生になった途端、社会がコロナ禍となり5年目にして大学に通う意味を見出せなくなった。そんな中、環境を変えて社会経験がてらに面白そうなバイトをしてみようと金沢ギルドのアルバイトに応募しました。
大学に籠って毎日パソコンをカチカチして、大学とアパートを行き来するだけの生活では出会うこともなかった多くの人と友達になれました。常連のお客さん、東京から遊びに来る鉄強ポーカープレイヤーの方々、そしてyoutuberいけちゃんさん様々な出会いがありました。
また、ハロウィンイベントで仮装したり、バースデイイベントではシャンパンタワーを作ったり、カツマさんに誕生祝いと就職祝いを兼ねて初鉄板焼きを御馳走になったりと初めての経験を沢山させてもらえました。こんな男で就職するまでの2年しか働けず、バイト経験もなくて24歳と若くもない自分を採用してくれて感謝しています。
僕にとっての青春は学校ではなくアルバイト先の金沢ギルドにありました。
就職が決まってしまった自分ですが、どこか心の中ではこのバイトを続けてカツマさんやひろのさん、そしてお客さん達に何か自分のできることで貢献したい気持ちがありますが、その想いはこの記事を見て金沢ギルドでアルバイトを始めてみよう!と思ったこれからの人達に託したいと思います。
卒業まであと僅かですが、僕に会いに遊びに来てくれると嬉しいです。
拙い文章ですが、最後までご精読ありがとうございました。
ヤマザキ ハルキこと「ザキ」でした押忍!